ダニ目に属するダニは、現在、世界で約1万種が記録されていますが、かなりの数の未確認種がいると言われています。
ダニが住みやすい環境とは、人が住みやすい環境でもあります。
ダニは、一般家庭をはじめとするホコリのたまりやすい場所、湿気の多い場所、風通しが悪く閉め切った部屋などに生息します。
特に、畳・カーペット・布団等には多く生息します。
また、ペットや害獣に寄生したダニが、人に移ることもあります。
研究によれば、一匹のネズミに2500匹のイエダニが寄生していたこともあります。
ダニは、人の皮膚を刺し、吸血し、皮膚炎や喘息などの各種アレルギー症状を引き起こすため、特にイエダニ・ツメダニ・ヒョウダニには注意が必要とされています。
また、その身体は微小で肉眼では発見しづらく、通常の場合、被害にあうまでは気づかないことがほとんどです。
ダニが住みにくい環境づくりこそ、人に優しい駆除法です。
全てのダニを撲滅することは不可能ですが、その発生をできるかぎり抑えることによってダニの被害を防ぐことは可能です。
種類
イエダニ
身体は赤褐色(吸血後は赤黒く変色)。体長0.5〜1o。
本来はネズミにつくダニで、そこから人に移って吸血する。
寒暖のやわらぐ春秋にネズミの巣内に大発生。
一般家庭で、天井裏や床下・物置などにネズミが発生していると思われる場合はイエダニの存在も注意しなければならない。
イエダニを駆除するときは、同時にネズミを駆除する必要がある。
ツメダニ
ツメダニは捕食性のダニで、主にコナダニを食料とする。
コナダニ自体は人の皮膚を刺さないが、ツメダニの食料源であるコナダニが大発生によってツメダニも増え、それが人へ危害を加える。
刺咬性で、痒み・皮疹を起こす。
ヒョウヒダニ
身体は約0.4mm。一般家庭の室内塵に混ざっている人の垢やフケを食べる。
喘息をはじめとするアレルギー症状の原因になる。
公共施設の床面に最も多く生息している種類と言われている。
ヒゼンダニ
人の皮膚内部に寄生激しい痒みを伴う、疥癬(かいせん)を起こす。
メスは皮内に産卵し2〜3週間で成虫になる。
人から人に感染するので、注意が必要。
トリササシダニ
スズメやムクドリなどの鳥類に寄生する。
鳥の巣を介して人体に害が及ぶことがある。
吸血性で、痒み・皮疹を起こす。
駆除
ダニの種類や生態を調べ、それに合わせた駆除法を選ぶ必要があります。
まず、発生原因とダニの種類を確認して、駆除します。
特に、不特定多数の人が出入りする公共施設や営業店舗などでは定期的な衛生消毒をお勧めします。
主な駆除方法としては、下記があります。
加熱処理
例)高周波・マイクロ波・熱湯
乾燥処理
例)天日干し・通気・乾燥機
薬剤処理
例)殺虫剤・消毒剤
掃除
例)掃除機・クリーニング